キミとの距離。

儚い期待





ドサッ




もっていた紙袋を落としてしまった。






予想していたけれど



本当だったんだ。








その時、教室のドアが開いた。




「あれ?亜貴、来てたの!?」



萌乃が顔を真っ赤にしながら


聞いてきた。






「ううん、たった今きたとこ」




私は笑顔でそう答えた。



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