十人十色の十恋物語<短編集>
今様弥音、中1なんです。
今は八月、夏休み。
私、たしかね茶道部なんだけどさ
この暑い中毎日学校に行くの?
茶道部おそるべし!
部活で仲良くなった、
常磐沙良ちゃんと家で宿題をしようと一緒に帰ってきたんだ。
玄関あけたら
男性の靴が三足。
にこにこが止まらないけど…
「 沙良ちゃん、兄の友達きてるみたいだけどいいかな? 」
「 大丈夫だよ。
私に弟いるし男の人気にならないよ。 」
それにしても大きな靴。
かなりジャマくさいことになっている。
その靴をよせるのに沙良ちゃんがいるのに不機嫌な顔をしてしまった。
「 弥音ちゃん、
あまぁいにおいがしてるねぇ。
ケーキとかママ作ってるのかな? 」
「 これはママじゃないよ。
たぶん兄の友達だね。 」
この甘さに、
利休さんが来てると確信した。
にこにこが再開しちゃった。
「 ただいまぁ。 」
キッチンのドアを開けると背が高い男性三人がいるのは、
なんか圧迫感があるけど利休さんがいるから許す。
「 弥音ちゃん、おかえり!
今日もキッチン借りてるよ。
弥音ちゃんが好きなの作ってるよ。 」
利休さんが名前を呼んでくれるだけで幸せになっちゃう。
今は八月、夏休み。
私、たしかね茶道部なんだけどさ
この暑い中毎日学校に行くの?
茶道部おそるべし!
部活で仲良くなった、
常磐沙良ちゃんと家で宿題をしようと一緒に帰ってきたんだ。
玄関あけたら
男性の靴が三足。
にこにこが止まらないけど…
「 沙良ちゃん、兄の友達きてるみたいだけどいいかな? 」
「 大丈夫だよ。
私に弟いるし男の人気にならないよ。 」
それにしても大きな靴。
かなりジャマくさいことになっている。
その靴をよせるのに沙良ちゃんがいるのに不機嫌な顔をしてしまった。
「 弥音ちゃん、
あまぁいにおいがしてるねぇ。
ケーキとかママ作ってるのかな? 」
「 これはママじゃないよ。
たぶん兄の友達だね。 」
この甘さに、
利休さんが来てると確信した。
にこにこが再開しちゃった。
「 ただいまぁ。 」
キッチンのドアを開けると背が高い男性三人がいるのは、
なんか圧迫感があるけど利休さんがいるから許す。
「 弥音ちゃん、おかえり!
今日もキッチン借りてるよ。
弥音ちゃんが好きなの作ってるよ。 」
利休さんが名前を呼んでくれるだけで幸せになっちゃう。