十人十色の十恋物語<短編集>
早紀は、
ただ今片想いをしちゃってます。
毎朝会える恋しい人のために、
朝からシャワーしちゃうくらいです。
相手?
瓶覗さん。
恋しい人のことで知ってるのは、
名前と職業だけなんだけどね。
まあ、知ってることがあるだけいいよね?
田舎の駅だから
電車がくる15分前にしか改札開かないんだよね。
でも恋しい人が改札あけてくれるから、
イライラしません。
とっても幸せな時間なんだもん。
「 おはようございます。
あれ?今日から冬服なんだね。 」
きゃぁ、
私のこと見ていてくれたのですか?
なんて幸せなことでしょう?
この幸せな瞬間、
私は幸せすぎて何も出来そうにないですわ。
もうドキドキが止まりませんわ!
「 定期落とされてますよ。
えん…たん…さきさん? 」
は?
「 はい、私です。 」
恋しい人が
私のパスケースを持っているなんてステキすぎる。
「 キミ、鉛丹さんって言うんだ。
落とし物したらダメですよ。 」
「 はい、気を付けます。 」
このパスケース一生使います。
恋しい人が触れたものだから。
今日は朝から
幸せパワー全開です。
ただ今片想いをしちゃってます。
毎朝会える恋しい人のために、
朝からシャワーしちゃうくらいです。
相手?
瓶覗さん。
恋しい人のことで知ってるのは、
名前と職業だけなんだけどね。
まあ、知ってることがあるだけいいよね?
田舎の駅だから
電車がくる15分前にしか改札開かないんだよね。
でも恋しい人が改札あけてくれるから、
イライラしません。
とっても幸せな時間なんだもん。
「 おはようございます。
あれ?今日から冬服なんだね。 」
きゃぁ、
私のこと見ていてくれたのですか?
なんて幸せなことでしょう?
この幸せな瞬間、
私は幸せすぎて何も出来そうにないですわ。
もうドキドキが止まりませんわ!
「 定期落とされてますよ。
えん…たん…さきさん? 」
は?
「 はい、私です。 」
恋しい人が
私のパスケースを持っているなんてステキすぎる。
「 キミ、鉛丹さんって言うんだ。
落とし物したらダメですよ。 」
「 はい、気を付けます。 」
このパスケース一生使います。
恋しい人が触れたものだから。
今日は朝から
幸せパワー全開です。