十人十色の十恋物語<短編集>
奈々可、19歳。
仕事をしながらメイクなどの勉強をしています。
小さい頃から大好きな、
これはナイショなんだけどね。
パパの友達、晴久くんのお店で働いています。
美容師さんでね、
かっこよくって、
美容師って仕事をしてたら、みんなかっこよく見えるよ。
なんて友達は言うけどさ。
誰がなんと言おうと、
小さい頃から大好きなんだもん。
かっこいいんです!
先輩たちが早あがりする月曜日は、
私洗濯に多忙で店内すべてにタオルを…
歩くところもなくなるくらいです。
そんな私をタバコをふかしながら見ていた晴久くんは
「 今日は、なっちゃん送っていくよ。
夕食は、なっちゃんのところだからさ。
大輔に誘われたんだよね。 」
うちで食べるのかぁ…
ちょっとガッカリした顔をしてしまった私をみて
「 チョコパとか食べようなんて考えていたの? 」
なんて笑ってくれちゃって、
二人きりの時間が欲しいなんて言えるわけもないから。
「 違います!
白玉ぜんざいです。 」
言い切っちゃったし。
自宅まで送ってもらっている間も、
何か会話が出来なくて
「 白玉ぜんざいは、
今度ごちそうするからね。
機嫌なおしてよ。 」
晴久くんのスマイル。
やれちゃいました。
負けです。
あのスマイルは、ドキドキします。
仕事をしながらメイクなどの勉強をしています。
小さい頃から大好きな、
これはナイショなんだけどね。
パパの友達、晴久くんのお店で働いています。
美容師さんでね、
かっこよくって、
美容師って仕事をしてたら、みんなかっこよく見えるよ。
なんて友達は言うけどさ。
誰がなんと言おうと、
小さい頃から大好きなんだもん。
かっこいいんです!
先輩たちが早あがりする月曜日は、
私洗濯に多忙で店内すべてにタオルを…
歩くところもなくなるくらいです。
そんな私をタバコをふかしながら見ていた晴久くんは
「 今日は、なっちゃん送っていくよ。
夕食は、なっちゃんのところだからさ。
大輔に誘われたんだよね。 」
うちで食べるのかぁ…
ちょっとガッカリした顔をしてしまった私をみて
「 チョコパとか食べようなんて考えていたの? 」
なんて笑ってくれちゃって、
二人きりの時間が欲しいなんて言えるわけもないから。
「 違います!
白玉ぜんざいです。 」
言い切っちゃったし。
自宅まで送ってもらっている間も、
何か会話が出来なくて
「 白玉ぜんざいは、
今度ごちそうするからね。
機嫌なおしてよ。 」
晴久くんのスマイル。
やれちゃいました。
負けです。
あのスマイルは、ドキドキします。