十人十色の十恋物語<短編集>
あー、私、
利休さんと二人きり!!
きゃぁぁぁあ。
どうしよう。
「 弥音ちゃん、
料理上手だから。
すごく助かるよ。 」
私の顔も見ないで話をしている背中は、
寂しさが増えてしまう。
「 弥音ちゃんの友達にはじめて会ったね。
かわいい子だね。 」
私は返事が出来なかった。
ずっと背中の利休さんを見つめていた。
それしか出来なかった。
返事をしない私を不思議に思ったのか
チラッと私をみて、
もう一度あわてて私を見た。
「 弥音ちゃん?
涙…、どうしたの? 」
私は利休さんに言われるまで涙が溢れだしていることに気がつかなかった。
「 あっ!
なんでもないです。
コンタクトがズレたみたいです。
次何したらいいですか? 」
あわてて視線をそらした。
「 なんでもないわけない。
コンタクトなら両方から涙流れるの?
オレ何か弥音ちゃんをキズつけることしちゃった? 」
首を横にふることしか出来なかった。
「 弥音ちゃん泣かないで! 」
私をふわっと優しく抱きしめてくれた。
「 好きな女の子の涙って、すごく辛いんだよ。
弥音ちゃん泣かないで! 」
私はビックリして利休さんの胸から飛び出した。
「 ホントに? 」
「 本当だよ。
はじめてここで会ったときから大好きなんだよ。 」
私は、
また利休さんに抱きしめてられた。
ふわっと優しく。
利休さんの優しさが抱きしめてくれる強さでわかった。
利休さんと二人きり!!
きゃぁぁぁあ。
どうしよう。
「 弥音ちゃん、
料理上手だから。
すごく助かるよ。 」
私の顔も見ないで話をしている背中は、
寂しさが増えてしまう。
「 弥音ちゃんの友達にはじめて会ったね。
かわいい子だね。 」
私は返事が出来なかった。
ずっと背中の利休さんを見つめていた。
それしか出来なかった。
返事をしない私を不思議に思ったのか
チラッと私をみて、
もう一度あわてて私を見た。
「 弥音ちゃん?
涙…、どうしたの? 」
私は利休さんに言われるまで涙が溢れだしていることに気がつかなかった。
「 あっ!
なんでもないです。
コンタクトがズレたみたいです。
次何したらいいですか? 」
あわてて視線をそらした。
「 なんでもないわけない。
コンタクトなら両方から涙流れるの?
オレ何か弥音ちゃんをキズつけることしちゃった? 」
首を横にふることしか出来なかった。
「 弥音ちゃん泣かないで! 」
私をふわっと優しく抱きしめてくれた。
「 好きな女の子の涙って、すごく辛いんだよ。
弥音ちゃん泣かないで! 」
私はビックリして利休さんの胸から飛び出した。
「 ホントに? 」
「 本当だよ。
はじめてここで会ったときから大好きなんだよ。 」
私は、
また利休さんに抱きしめてられた。
ふわっと優しく。
利休さんの優しさが抱きしめてくれる強さでわかった。