十人十色の十恋物語<短編集>
強く、
とにかく激しい雨が窓をたたく。
キミの住む街でも
もしかしたらキミのキライなカミナリが
激しいかもしれない。
キミは
この空の下泣いてる?
こんなときに
そばに居られないなんて
自分が許せない。
キミを
この腕の中に包んで
音からも光からも
キミを守ってあげたい。
[ 今一人でいるの? ]
キミにメールをしてみた。
何時間たってもキミからの返事はない。
キミからのメールが来ないことわかっていたよ。
わかっていたのに
なんでメールしたんだろう。
もう
キミは
オレのキミではないのに。
オレは今でもキミが望むなら
そばに居たい。
キミを幸せに出来るのは
絶対に自分なんだと信じてるから。