~チョコレート~奈美



玄関で悠君が来るのを待った。


10分後。


悠君は友達と一緒に登校してきた。

玄関で友達と別れ

私の待っている玄関に向かってくる。



私はぎゅっと手を握り締めて


悠君を来るのを待った。












「奈美!おはよ。」

「おっおはよう」


靴を脱いで階段の方へ向かう悠君を

わたしは引き止めた。

「悠…君っ。」


私の声は小さくて悠君には届いていない。


「悠君っ!!」


私はさっきよりも大きな声で


悠君をよんだ。





悠君が私のほうをみた。

目があった。
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