激甘Milk*Tea+
「…で、今度はなに?まさか聡之にまで手ぇ出す気じゃねぇだろうな」
放課後になり、空き教室を利用し話ている。
俺は一刻も早く秘美の元に行きたいため、先を促す。
「違うわよ……私と、より戻さない?」
「は?」
…今なんつったよ。
より戻さない?
ふざけんなよ。
そんな俺の気持ちに気づかないまま、
「え?だからより「聞こえてたっての」…あら、そう?」
苛立っている俺はこいつの声を遮った。
「お前、自分がなに言ってるかわかってんのかよ」
これでもか、というくらい睨み付ける。
「わかってるわ。私、泰之さんが好きだった。でも、フラれて気づいたのよね。」
「……」
「裕之くんが好きだって」
「…ふざけんのもいい加減にしろ。」
この女、まじあり得ねぇ。
俺が好きだ?
はっ、笑わせんなよ。
怒りと憎しみを込め、睨み続ける。