激甘Milk*Tea+
「え、私うなされてた?」
「『ゆうちゃん…』って涙流してた。」
「そっかぁ…」
私が少し悄気(ショゲ)ているのが伝わったのか、抱き締められたまま、よしよしと優しく頭を撫でられた。
「…今の秘美にこういうこと聞くべきじゃないかもだけどさ。」
「…ん?」
日向から少し体を離して目を合わすように顔を覗く。
「…松本は、秘美をシアワセにしてくれんのか?」
「なんで…そんなこと言うの?」
日向にゆうちゃんを否定された気がして凄く悲しくなる。
「俺は…今みたいに元気のない秘美は見たくない。秘美から幸せをかんじない。」
「……日向の言うことは、正しいかもしれない。」
確かに今の私は元気じゃないし、幸せじゃない。
でも────…
「──…でも、私はゆうちゃんじゃなきゃ駄目なの…!」