激甘Milk*Tea+





「俺、秘美の一つ下の日向って言います!」

「日向…いい名前じゃん。にしても、秘美より年下だったんだな。同期かと思ってた。」

「あー、よく言われます。」

「だろうな。てか敬語もういいから」


俺がそういうと、少し困ったように返事をした。


それを聞いて、納得したように笑った俺を見て日向も笑顔になった。

優しく綺麗に笑う日向の笑顔は、暖かかった。




「──で、さっき俺が言いかけてた話は…」


チーズハンバーグとリゾットがきて、食べながら日向が口を開く。


「なんか最近、秘美…元気無くてさ」

「…え、なにそれ?」


秘美に元気が、無い?


「わかんねぇ。この間家行ったとき、うなされて泣いてた。」

「う、うな……な、泣いてっ!?」


ずっと裕之さんと幸せだろうとばかり思ってた俺は、その現実に驚き、きちんと話すことが出来なかった。

「…尚輝さん、落ち着いて。」

「あ、うん。うなされて泣いてたって?」


とりあえず落ち着きを取り戻した俺は、疑問に思ったことを日向に尋ねた。





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