激甘Milk*Tea+
◎違和感、そして実行
「……ゆうちゃん、聞いてる?」
「…え?あぁ、わり。」
…やっぱりだ。
ゆうちゃん、私と居てもいつも何か考えてて上の空だし。
ゆうちゃんに気付かれないよう、小さく溜め息を吐く。
なんで?
やっぱり、私のこと嫌いになったのかなぁ?
どうしてもネガティブにしか考えることが出来なくて、駄目だとわかっていても涙腺は緩むばかりで。
どんどん視界がぼやけていくのがわかる。
「……秘美?」
「め、目にゴミが…」
と、苦しい言い訳をして目を擦る。
まだ制服のままで着替えていなかったので、ゆうちゃんに一言告げて、リビングから階段を上り自分の部屋に戻った。