激甘Milk*Tea+
「泣いちゃ駄目。とりあえず作戦実行だっ」
作戦が失敗しても、成功しても、やっぱり一回ゆうちゃんと話し合おう。
もしかしたら何か悩んでるのかもだし、やっぱり私が悪いのかもだし。
そればっかりは本人にしかわかんないもんね。
奈緒に選ばれた部屋着に袖を通し、きっちりフードまで被りアメショーになりきる。
「ご、ごめんね~お待たせっ」
少し噛んじゃったけど、気にせずスルー。
さてさて、ゆうちゃんの反応は…?
「……ぇ…ゆうちゃん?」
見たこともないくらい、顔を真っ赤にしたゆうちゃんが私の目に映った。
「…秘美、それ反則。まじで俺、ばかだ。」
はぁ~、とおもいきり溜め池を吐き髪の毛を少しくしゃくしゃしたゆうちゃん。
その光景を少し首を傾げて見ていると
「俺、秘美が大好きだわ。」
なんて、何の心構えもしてなかった私にいきなり告白するものだから、当然顔は茹でダコ状態になるわけで。
「ふっ……相変わらず可愛いな。」
と、意地悪そうに笑うゆうちゃんはいつものゆうちゃんだった。