激甘Milk*Tea+
「え…ゆうちゃん?」
「秘美、こんな下着持ってたの?」
まだ顔は赤いままのゆうちゃんが私の胸元を見ながら話す。
「……苺に選んでもらって買ったの」
「なんで?結構下着あったよな?」
う…痛いところを突かれた。
そんなの、本人を前にしてあなたのために買った下着です、なんて恥ずかしくて言えるわけないじゃん。
「あー、んと…その」
「……さっきの部屋着も苺ちゃんだったよな?」
「…うん」
「で、この下着も苺ちゃん」
「……ん」
「…じゃあキャミも苺ちゃん?」
「え、………」
ば、ばれたー!
なんでわかったの?
ゆうちゃんの発言に目を丸くしていると、
「………じゃあさ、」
と少しの沈黙を破り、話し始めた。
「今日の服って、俺のため……だったりした…?」
「……っ!」
図星をつかれ、さらに目を大きく見開く。
それと同時に言われた言葉を頭のなかで繰り返し、今になって恥ずかしさが込み上げる。
顔に熱が集まる私を見てゆうちゃんは満足気に笑い、
「好きな奴にこういうことされんのって……なんか、嬉しいな。」
へへっと、少しハニカミながら私の頭を優しく撫でてくれた。