激甘Milk*Tea+





「あー、やばい。もうしんどいってー」

「光、体力無さすぎ」

「うっさいなぁ。そういうヒデが見かけによらずありすぎやねん」


そう言いながらも、いつもと何一つ変わらない光の様子を見ると、体力はまだあるんだろうなぁ。


「はぁ…」

「苺?どした、しんどいの?」

「どうしよう、秘美…」

「な、なにっ?大丈夫?」

「…恭介がかっこよすぎる」

「……」


心配して損した。

まさかのただの惚気(ノロケ)。


これにはみんな呆れて(というか、微笑ましすぎて)、声が出なかった。




「ひーみーさんっ♪」


声が聞こえた、と同時に誰かに後ろから抱き着かれた。

誰か、といっても声で犯人はわかっている。





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