激甘Milk*Tea+
※プロローグ
◎幸せな日々
私の大好きなモカブラウンの髪に、
二重なのに少し細くつり上がり
きつく感じる大好きな焦げ茶色の綺麗な瞳。
「秘美?」
私の大好きな低く少し掠れた声が
しっかりと私の鼓膜を揺らす。
その声に逆らえない私はゆっくり顔をあげる。
ふわり、と少しだけ甘い大好きな匂いが私の鼻に届く。
「ゆうちゃんっ」
大好きな人の名前を呼んでみる。
松本 祐之、23歳。
職業は英語を教える新米高校教師。
そして私、菅村 秘美はこの春高校2年生。