激甘Milk*Tea+





「……てか私、ちょっと怒ってるから」


コーヒーとミルクティーを淹れながら、ふと思い出した。



「は?なんで。」


「ゆうちゃんがうちの教師になるって聞いてなかった!」


ふい、と目を反らし頬を膨らます。



そんなゆうちゃんには悪戯するもん!

ってことで、私が飲むときぐらい
砂糖とミルクを入れてやった(笑)



「ごめん、ごめん。びっくりさせたくて、つい。」


そう言いながら、キッチンに立つ私に近寄り
膨らんでいる頬にキスをする。


「……ゆうちゃんズルい!///」


こんなことされたら、怒れないじゃん。



「ズルくねぇ~♪…って、え゙!?」


私が淹れたコーヒーを見て驚くゆうちゃん。



「あ、つい出来心でミルクも砂糖も入れちゃった。」


「ちっちぇ仕返しなのな(笑)んと、可愛いやつ。」


頭を撫でられ、顔が火照る。


「ちょ、子供扱いーっ!」


はは、と笑いすっかり私好みになっている
甘いコーヒーを一口飲んだ。


「あま。」


「だって、私と量変わんないもん。」


「秘美の味ってやつだな(笑)」


…なんか恥ずかしいっ///(笑)





「あ、そういえば…」


ちらっとあのつり目が浮かんだ。






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