激甘Milk*Tea+
ある日突然、好きな人が出来た、
って彼女に振られた。
頷くしか出来なかった俺はただ悲しくて泣いていた。
そんなとき、俺を闇から救ってくれたのが
近所に住む地元の友達の姉貴、
渡辺 リカ
だった。
リカさんは毎日俺を励ましに来てくれて、
そんな優しくて大人なリカさんに
いつの間にか恋心を抱くようになっていた。
けど俺は17でリカさんは19。
高校生の俺からみたら大学生なんて、
相手にされないだろうって諦めてた。
ダメもとで告白したらオッケーで
俺、すげぇ嬉しくて。
いろんな奴に自慢しまくってた。
別に顔がめちゃくちゃ
可愛いわけでもなかったから、
友達には意外だな、って言われたけど
性格に惚れた俺からしたらどうだって良かったんだ。
ただただ、リカさんが
「──…祐之くんっ」
そう呼んで側にいるだけで嬉しかった。