激甘Milk*Tea+
毎日のようにリカさんは遊びに来てたから、
俺がいなくても家族の誰かがいれば
先に家にいてることが多かった。
俺には4つ上の兄貴、5つ下の弟がいる。
付き合って半年以上経ったある日。
「ただいまー。リカさん、来てる?」
いつものように帰宅した俺。
そしていつものように俺の部屋に向かう
─────…はずだった。
兄貴の部屋から声が聞こえるまでは。
「───…ったし、好きなんです」
「リカちゃんは祐之の彼女だろ?そんな嘘、俺好きじゃないな。」
優しい口調の兄貴。
「祐之くんには悪いけど、私もともと泰之(タイシ)さん目当てだったのっ…だから」
────────……
「───…みたいな?」
うし、秘美に話せて良かった。
気持ちすっきりしたしな。