激甘Milk*Tea+
「そっか…話してくれてありがとう」
少し目を潤ませながらも、
しっかりと俺を見つめて話す。
「いつか秘美に話すつもりだったしな。」
「……辛かったよね?」
目に溜まっていた涙が一粒溢れた。
「……秘美」
俺なんかのために泣いてくれてんのか?
どんだけ可愛いんだ。
「まぁ、もう過去の話だし。あのあと兄貴がアイツに一発かましたからな」
くくっ、と思い出し笑いがでる。
「…一発!?」
目を大きく見開き驚きを露にする秘美。
「『祐之を利用したのかっ!』って殴ってた(笑)」
「優しいお兄ちゃんだね」
兄貴は昔から俺たち弟に優しかったからな~。