激甘Milk*Tea+
あ、そうか。
優しい人が私の周りにはいるんだ。
そう思い、
「だね~。私、みんなの優しさにいっぱい助けられてる~」
言いながら机に伏せ、隆哉を見上げた。
「ま、同じ分秘美も助けてんだぞ」
隆哉によしよしと頭を撫でられた。
隆哉に撫でられるのは好き。
その手の心地よさにぼーっと外を見る。
……ん!?
金と白の間ぐらいの綺麗なゴールドの髪の
男の子の後ろ姿が目に入った。
あれ…絶対そう!
見覚えのある、緩くかかったパーマで
自由な方向を向いているその綺麗な髪色とそのシルエットに
私の頭の中には1人の男の子が浮かんだ。