激甘Milk*Tea+
「え、秘美!?」
「ごめん、隆哉っ。ちょっと急用!」
いきなり立ち、走り出す私に驚く隆哉を
放置してその男の子の背中を目指した。
男の子は友達と歩いていたが体操服を来ていたため、
体育なのだろうか、グラウンドに向かっていた。
その背中が近くなり、私は人目も気にせず
後ろから思いきり抱きついた。
「──…日向っ!」
「……うぉっ!?」
「…え、日向っ!?」
日向とその友達が驚く。
ゴールドな髪の男の子は日向(ヒナタ)。
この間ママが話していた私の1つ下の従弟なんだ~♪
私の髪はブラウンで、目の色はグレーだけど
日向は綺麗なセルリアンブルー。
因みに美紀ちゃんは薄い、綺麗なブラウン。
あれ、そういえば日向の隣の子…
「……あの、どちら様ですか?」
うわ…日向もかなり美人な方だけどこの子も美人!
170は余裕である、長身の金髪で
ショートカットの女の子が私を見下ろしていた。