激甘Milk*Tea+
「え?やだ!」
ぎゅうっと私の手を掴む日向。
日向もこういうとこ変わんないよね~。
見た目は大きくなって、声変わりをしても
私に甘えてくるところは変わらないなぁ。
「ふふっ、嘘だよ♪」
日向の手を握り返し、
「一緒に帰ろっ」
そう声をかけた。
「うんっ。てことで先輩方、秘美には手だしちゃ駄目ですよ?」
と、クラスメートや知らない間に美人な1年を
一目見ようと集まった見物人たちに
軽く睨んで、私の手を引いて教室からでた。
「なんでみんなのこと睨んだの?」
「ん?秘美に変な虫が付かない予防♪」
嬉しそうに笑う日向に苦笑いしか出来なかった。