激甘Milk*Tea+
まずい。
ゆうちゃんがうちの教師って知ってるんじゃん。
すっかり忘れてたよ。
どうしようかと一人焦っていると、
「俺が教師で悪いのか」
と、ゆうちゃんが口を開いた。
「……ゆうちゃん?」
「秘美、この子が日向だよな?」
コクリと頷く。
「俺たちが出会ったのは学校じゃねぇんだ。そりゃ、最初は駄目だと思ってたけどさ。」
「……じゃあなんでだよ」
穏やかに話すゆうちゃんとは対称的に、
敵対心剥き出しの日向。
日向、お願いだからゆうちゃんに
そんな態度とらないで笑ってよ。
そんな私の願いは届かない。
「…無理なんだ。秘美じゃなきゃ、俺は無理なんだよ。」
日向の目を真っ直ぐ見てはっきりと告げたゆうちゃんに、
「…ゆうちゃんっ!」
と、私が泣きついたのは言うまでもないだろう。