激甘Milk*Tea+
「……ちょ、秘美!」
日向が私を止めようとしたけど、
今の私はゆうちゃんも家族と同じくらい大切なんだ。
「日向、私なら大丈夫だよ?ゆうちゃんは前みたいな人じゃないから」
「……前みたいな人?」
私の上でゆうちゃんが呟いた。
あれ、話してなかった?
ま、あとで話せばいっか。
「…けどっ「日向。」」
ゆうちゃんから離れ、日向と向き合う。
「……私なら、大丈夫だから」
と、日向を優しく抱き締めた。
「……わかったよ。俺、秘美の味方だしな。」
「…日向っ」
ありがとう、そんな気持ちを込めて名前を呼ぶ。
「まっつー。」
「…ん?」
ぷ。
やっぱりまっつーなんだ(笑)
「秘美泣かしたらぶっ殺すからな」
きゃー!
日向、ゆうちゃんに向かってなんてことを…!
「ははっ、覚悟しとく♪」
「ふん!」
……あ。
この2人、本当は仲良しなんだ。
2人のやり取りを見てそう感じた秘美だった。