激甘Milk*Tea+
◎必要なものside裕之
「──…あ゙ー、やっと終わった!」
んー、と伸びをして溜め息を吐く。
この時期、仕事多いんだな~
なんて思いながら、片付いた書類を直す。
「…今日はサプライズ訪問してみよっかな」
うん、そうしよう。
今日は秘美に癒してもらわねぇと疲れが取れねぇわ。
思い立ったら即行動!
ってことで、まだ残っていた数名の先輩教師たちに挨拶をして職員室から出た。
───────……
で、今に至る…んだけど。
誰だ、この餓鬼。
秘美ん家のインターホン鳴らしたら
金とも白とも言える髪に青い目の
かなり綺麗な男が出てきた。
最初は笑顔だったんだけど…
俺の姿を見たとたん、凄い形相で俺を睨み付けている。
なんなんだ?
俺、家間違えてねぇし。
一回家のプレートを見ようと後ろを向くと
「──…教師が、なにしにきた。」