激甘Milk*Tea+
「…そう、だね。けど私、後悔はしてないよ。」
綺麗なその瞳で俺を真っ直ぐ見つめる秘美。
「…うん」
好きだったことを後悔なんて、
簡単に出来ることじゃねぇもんな。
それがどんなに辛い過去になったとしても、
本気の恋ならそれもいい思い出の一つになる。
秘美にとってその男はそうなんだろうな。
けど俺にとって、リカさんは…
いや、もうアイツのことを考えるのは止めよう。
俺にとっては最低な過去、思い出でしかねぇから。
今は目の前にいる、可愛いコイツ
──…秘美のことだけしか見えてねぇし。
「俺、まじでやべぇわ(笑)」
6つ下もの高校生に、俺の女嫌いが解消されるとはな。
つっても、秘美以外の女で俺をそーゆう目で見てくる奴には
まだまだ冷たい態度で突き放してやるんだけどな。