激甘Milk*Tea+
「これ、なに?」
ひらひらと私の目の前で振られる一片の紙。
「あっ!なんで?捨てたのに…」
その紙は今日ゆうちゃんが私の家で
ゆっくり出来るためにはどんな方法がいいか、
その案を箇条書きしたものだった。
「え、コルクボードに貼られてたけど?」
こ、コルクボード!?
確かにキッチンにコルクボードはある。
けど私貼って…
「…日向かも。てか日向!絶対に!」
あーやられた!
なんで私も気づかなかったんだろう。
はぁ、と溜め息を漏らした。
「日向?あいつだったら、絶対わざとじゃん」
クスクスと笑いながら私の額にキスをするゆうちゃん。
「──…ぇっ!」
突然のことに驚き、顔が一気に赤くなる。
「ありがとうな。俺のために一生懸命してくれて。…寂しい思い、させて悪かったな」
と、次は頬にキスをされた。
「…ゆうちゃん…っ…」