激甘Milk*Tea+
「……秘美はここ、好きだよな」
「…きじゃなぃ……」
大好きな低く、少し掠れた声で私の耳元で甘く囁いた。
かと思えば、
「…っゃ、だ…!」
今度は甘噛みを始めた。
「嫌?嫌なら抵抗してみろよ」
「……っ!」
ずるい。
私が抵抗出来ないの知ってて、ゆうちゃんはいつもこうする。
「ぁっ…」
甘噛みされていた耳が心構えしていないうちにに舐められ、思わず声をあげる。
今の声なにっ!?
私、あんな声だっけ!?
出したことのない声に戸惑う私。
でもそれは私だけじゃなかった。
「ちょ、駄目だって。なにそれ、誘惑してんの?」
ゆ、誘惑?
誘惑なんてしてませんが。
頭は冷静にこう答えているが、ゆうちゃんの顔はずっと耳元にあるわけで。
「…っんなの、して…ぁ…ぃ…」
私の耳にゆうちゃんの髪や声、吐息が全部かかり私の意識は全部耳にいっていて上手く話せない。