愛しき・愛しき人[誤字修正]
彼女は時として、抜けている部分がある。

小さなミス。

データが昨年のものを使っていたり、

指定してあるはずの図形サイズが違っていたり…


それほど、怒ることではないのだけど・・・


俺はなぜか、こいつを怒りぬいた。。。


きっと、こいつは誰にも頼らない。

営業の奴らは彼女に頼りきっている。


やりきれない仕事は朝早くからきて遅くまで残業をしている。

それでも、間に合わないものは持ち帰るか休日出勤だ。

そこまで、一人に負担を負わせるわけにはいかない。

彼女が何かの都合で休む時…誰が彼女の代わりになれるのだろう。。。


それが一番大きな理由。


他の事務の子は、何かといって、誰かに頼んでいる。

彼女にすら、頼むバカな女がいる。


でも、彼女はそれすらを受けいるれる…


そんな彼女をいつの間にか見ていると…


あれっ…おかしいな。俺は仕事のはず。

彼女を…女としてみるはずがないのだが…

なんだ?この気持ちは…
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