愛しき・愛しき人[誤字修正]
「お前なぁー。自分が飲める量ってのがあるだろう。
 なぜ、それ以上飲むんだ?
 俺がみつけてなけりゃ、今頃どっかのラブホでびっくりのところだぞ」

確かに、課長の言うとおりなんだけど・・・

この状態だってびっくりだよ。


『すいません・・・って私たち何かありましたか?』

「あのなぁ・・・自分の体がどうなったか分かんないのかよ…
 勘弁してくれよ。俺は自分の部下に手なんかださねぇーよ」

『ですよね…私なんかに…ですよね。ホッ』

正直、びっくりしたのと、ほっとしたので、なんだか疲れた。

でも、課長の家ってかなり大きいんだなぁー
一人暮らしなんだろうか?

って彼女いるんだろし、さっさと帰ろう…

『すいませんでした。これで帰ります…』

「朝飯食いに行きながら、送って行くから、シャワーでも浴びてこいよ
 そのままじゃ、化粧もできないだろ…」

確かにそうなんだけど・・・
そうなんだけど、どうして課長そんなことに気がつくかな?

まっ…人生経験が長いって言うか…女遊びが…ってどうでもいいか…
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