紅一点!?~元男子校のお姫様~
「………わかったよ、この学校に通います。」
理不尽な状況に思わずため息が出てしまった。
あたしと対照的に無邪気に
喜んでいるおじいちゃん。
「そうか、よかったよ♪」
なにが“♪”よ!!
ふてくされているあたしに
構わずに、おじいちゃんが
どんどん話を進めている。
「ちなみに乃愛のクラスは、鈴原先生が担任の2年A組。それから、寮は特別寮になったから。」
「…特別寮??」
また聞きなれない単語に
首を傾げる。