紅一点!?~元男子校のお姫様~
「…わかった、
あたしでよければ協力するよ」
『本当に、いいのですか……!?』
「もちろん!!
翼くんのためにあたし、
頑張るね」
『ありがとうございます…!!
それでは、今度の日曜日に
部屋に迎えに行きますね』
「うん、待ってるね」
翼くんの家のことは全然
わからないけど、
親が勝手に決めた相手と
お見合いしなくちゃいけない
なんて、
間違っている気がする
だからあたしなりに翼くんの
ためにできることをしよう、
この時は純粋にそう思っていた