紅一点!?~元男子校のお姫様~









『違う、』


「えっ」


違う、って何が??



『迷惑なんかじゃない、


……あの時は俺自身にムカついてたんだよ』


「どうして??」


『だから、

あの時俺がもっと早く行って
たら、
お前――乃愛に怖い思いさせないで済んだのにって思ったら、
自分が許せなかった


……って、こんなの言わせんなよ////』



そう言って、横を向いた
悠弥くんの頬が少し赤く
染まっているように見えた



「悠弥く……」

――カッ バリバリバリ



あたしが言いかけた時に、
また雷が鳴った



「ひぃやあぁ!!」








< 315 / 485 >

この作品をシェア

pagetop