紅一点!?~元男子校のお姫様~
『違う、』
「えっ」
違う、って何が??
『迷惑なんかじゃない、
……あの時は俺自身にムカついてたんだよ』
「どうして??」
『だから、
あの時俺がもっと早く行って
たら、
お前――乃愛に怖い思いさせないで済んだのにって思ったら、
自分が許せなかった
……って、こんなの言わせんなよ////』
そう言って、横を向いた
悠弥くんの頬が少し赤く
染まっているように見えた
「悠弥く……」
――カッ バリバリバリ
あたしが言いかけた時に、
また雷が鳴った
「ひぃやあぁ!!」