紅一点!?~元男子校のお姫様~
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あれからどのくらい経ったの
だろうか
誰かに肩を揺すられている
気がする
『……の……、……ん』
う~ん、あともうちょっと……
『乃愛ちゃん!!』
「……瑠唯くん??
どうしてここに、あたし、」
そう言って、起き上がると
目の前には見慣れた別荘の
部屋があり
瑠唯くんだけじゃなくて
尚ちゃんも翼くんも、
それから穂積さんまで
あたしの周りに立っていた
「なんで……??」