紅一点!?~元男子校のお姫様~









みんなしてあたしをからかうんだから……





『ねえねえ、そういえば
悠弥は~??』



――ドキッ



悠弥くんの名前が出ただけで
あたしの心臓はドキドキと
動きを速める



あの日以来、悠弥くんとは
ちゃんと話をするどころか
目も合わせてくれない



……あたし、やっぱり嫌われちゃったんだ





『悠弥は今日、バイトだとかで準備は不参加だと連絡がありましたよ』


『ふーん、そうなんだあ』





――悠弥くんいないんだ



安心したような、それでいて
なんとなく寂しい気持ちがした








< 392 / 485 >

この作品をシェア

pagetop