紅一点!?~元男子校のお姫様~
部屋中に甘い、良い匂いが立ち込める
『わぁ、おいしそ~!!』
「よかったら食べてみる??」
『いいの!?』
「うん、
試作だったし瑠唯くんには
手伝ってもらったから」
『やったあ♪
じゃあ……はい』
なぜかイスに座って机に両腕
で頬杖をつきながら
瑠唯くんがあたしを見上げている
「……何??」
『だから、食べさせて』
「なっ……!!////」
そんなに期待を込めた目で
見ないでよ
『だめ??』
「だ、だめだよ////」
『ちぇー……』
なんか、瑠唯くん
急に人が変わったみたい……
でも、おいしそうにクッキーを食べる瑠唯くんはやっぱり可愛くて
不思議と嫌な事を忘れられた