紅一点!?~元男子校のお姫様~
「あんまり自信ないん『うまい』」
「えっ??」
『これ、すっげえおいしい!!
絶対、売れるよ』
「そ、そうかな??////」
たとえお世辞であっても
そう言われたら嬉しい
『あ、悠弥
お前も食べるか??』
えっ……悠弥くん??
あたしが振り向くと、今
教室に入って来たばかりの
悠弥くんが立っていた
『……何を??』
『乃愛ちゃんが作ってきてくれたクッキーだよ』
悠弥くんはあたしと翔太くんを交互に見た
『……いらねぇ』
「……っ!!」
肺に穴が開いたみたいで
あたしは息をすることさえ
辛くなった