紅一点!?~元男子校のお姫様~



『ねえ、』



ふいに声をかけられ、声の
した方を見ると

そこには知らない男の子が
3人いた


半袖半ズボンのジャージを
着て

ランニングの途中だったのか
額に滲む汗をぬぐっている



「…はい??」


『君さ、2年に転校してきた子だよね??』


「そうですけど」


『俺らも2年なんだけど、ちょっと話があるから一緒に来てくれない??』


「え??……ちょっ、」


戸惑っているあたしの腕を
半ば強引に引っ張って
歩き始めていた






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