恋愛同盟
目の前が真っ白になった気分だったのを今でもよく覚えてる。





ほんとに悲しいときって涙なんて出ないことを
初めて知った…




―あたしは捨てられたんだ…





それからしばらくして
あたしはおばあちゃんと一緒に暮らすことになった。
最初はあたしも人が変わったみたいに
笑わなかった…




でも、ほんとに辛いときおばあちゃんがたすけてくれた。




「泣きたいときは泣きなさい。
もっと、素直に生きなさい…」




でも…
 



おばあちゃんはあたしが中2のときに死んじゃった…









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