恋愛同盟
「とりあえず中学校卒業までは
おばあちゃんの遺してくれたお金でなんとかなってたんだけど。
あたしも高校入ったから今はバイトしてるってゆうわけかな…
だから今のあたしに家族って呼べる人は
1人もいないの…
でもね、もう大丈夫!!
皆がいてくれてるし。
てゆっても、ごめんね…
コメントしにくい話だよね。」




そう言って顔をあげると




―ギュッ




愛芽に抱きしめられた…




「ごめんね…気づいてあげられなくて…
1人で頑張りすぎなのよぉ…」





「ありがと。
でもね、あたしがここまでこれたのは
ほんとに皆がいてくれたおかげなんだよ。」





おばあちゃん、あたし生きてて良かった。
ありがと。





もう1人じゃない…




そう思えたのはあなた達のおかげだから―…






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