片思い。
「渡辺ーー!!」
「うわ!!何!?」
「桐谷君に睨まれたーーー!!」
「は??正樹に??」
私は、今朝の出来事を渡辺に話した。
「あのさ…正樹、若宮のこと睨まないよ??」
「わかんないじゃん!!」
「はぁ…逆に正樹が『若宮に睨まれた』って言ってたよ??」
は??私が??
「私が桐谷君のこと睨む訳ないじゃん!!」
馬鹿か渡辺は!!
「だから、そんなこと言ってる奴が若宮のこと睨む訳ないでしょ??」
それもそーだけど…
「でも…」
「とにかく!!正樹は、若宮のこと睨んでないから!!」