近いようで、遠い存在のキミ (完)
4.初めてのイバショ
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――あの嵐の日から、ゆうくんにパッタリと会わなくなった。
今日で、ちょうど1ヶ月だな…。
私の生活パターンは今までと変わらないし、たぶん、変わったのはゆうくんの方。
私がゆうくんの部屋の前を通る時には、いつもゆうくんはいないみたいで。
朝はわからないけど、夜はいつも電気がついていない。
もしかしたら、ずっと家に帰ってきていないのかもしれない。
仕事が忙しいのかな…。
ポッカリと心に穴が開いた気がする…。
出逢ってから2ヶ月も経っていないのに、ほんの少し会ってないだけでこんなに寂しい。
私の中でゆうくんがこんなにも大きな存在になっているなんて。