近いようで、遠い存在のキミ (完)
5.縮まるキョリ
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「…うそ…」
私はショックを受けていた。
だって…だって!
「あみさんって…結婚してるの!?」
まるで心のオアシスを取られた感覚…。
ショック過ぎるよ~!
「相手聞いたら、もっと驚くかも」
ゆうくんがクスクスと笑う。
「だれっ!?」
私はゆうくんに食い付くように、ゆうくんの腕を掴んだ。
「教えてもいいけど…交換条件ね。」
「はい?」
薄々感じる、嫌な予感。
ゆうくんの楽しそうなニッコリ顔。
あああ~ビンゴ…かもしれない…。