マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
ほ・う・か・ご。


学校から歩いて10分の知良の家に、オレと紅はいた。


「「ハイ~~~~~ッ!?告った~~~!?」」


またまた盛大にハモって、オレに詰め寄る知良と紅。


だから近いんだって!美男美女に迫られると、目がチカチカすんだよ!!


「ウッサイな2人共………耳痛いだろうがよ」


両耳に指を突っ込んで非難するが、紅と知良は身を乗り出したまま硬直中。


ベシッベシッとオデコを叩くと、やっと反応した。


「お前……マジ!?ウソついてんじゃ無いよな!?」


パニックの知良が、オレを指差しながら喚く。
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