マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
横を向くと、確かに千梨が青白い顔で俯いていた。


多少、繋いでる手も震えている様な…………


「ねぇ君、年いくつ!?超カッコイイね!!」


「良かったら私達と回らない?」


彼女がすぐ傍にいるのにも関わらず、逆ナンされまくりの太陽と佐久間君。


“彼女いるから”と逆ナンを切り抜けた佐久間君は、ヒソッと私に囁いた。


「幹居、千梨って中学の頃からジェットコースターとか苦手なんだよ。乗る前から具合悪くなるし……」


「ウソ………イメージと違うね……」


私のイメージでは、千梨が6人で1番絶叫系得意な印象だった。
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