マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
カサカサと草が触れ合う音が聞こえて、お弁当に向けていた視線をちょっとだけ上に上げた。
視界の上半分に、ローファーが入り込む。
え……っ?誰か来た………?
口に残っていた卵焼きをゴクンと飲み込み、顔を完全に上げた。
「――――ウマそうな弁当、食べてるじゃん…………?“幹居さん”?」
ポケットに両手を突っ込み、ジッとこちらを見ていたのは……男の子だった。
174か5cmはありそうな身長。
整えられたマユゲの下には、長いマツゲがいっぱいの切れ長の目。
鼻はスッと高く、キレイな赤色の唇。
視界の上半分に、ローファーが入り込む。
え……っ?誰か来た………?
口に残っていた卵焼きをゴクンと飲み込み、顔を完全に上げた。
「――――ウマそうな弁当、食べてるじゃん…………?“幹居さん”?」
ポケットに両手を突っ込み、ジッとこちらを見ていたのは……男の子だった。
174か5cmはありそうな身長。
整えられたマユゲの下には、長いマツゲがいっぱいの切れ長の目。
鼻はスッと高く、キレイな赤色の唇。