マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
結局父と千梨のナゾのやり取りが原因で、その日の晩ご飯はよく味わえないまま終了。


なーーんか胸の中がスッキリしなかったんだけど、千梨が帰る時……


「メチャクチャウマかったよ、連香や紀香さんや紀右ちゃんの料理。――――…お前の手料理、また食いたいな」


一緒に見送ってた紀右達にバレない様に、後半ちょっと甘えて囁かれた。


「なっ…うん、分かった……//////」


赤い顔でテレる私を眺めて、フワッと微笑む千梨。


千梨の笑顔が見れるなら、またお料理頑張ろうと思った。


“千梨のため”に…何かをしてあげたかったんだ。
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