マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
野球漬けで勉強が苦手な神蔵は、“宿題”という単語を聞いただけで悶えていた。
「宿題なんかチャッチャと終わらせればいいじゃねぇか」
「沖津!!1年で2位の成績のお前にはオレの苦しみは………っ!!蜜柑に勉強見て貰おうかな……」
蜜柑?蜜柑って………連香の家で晩飯ごちそうになった日に会った神蔵のお袋さんが口に出してた名前だ。
確か神蔵には中1の妹がいるハズ…その子の名前か?
「3歳も下の妹に勉強見て貰おうなんて、アニキとしてのプライド無いのかよ、お前」
オレが呆れると、相ケ瀬がクルッとこちらを向いた。
「宿題なんかチャッチャと終わらせればいいじゃねぇか」
「沖津!!1年で2位の成績のお前にはオレの苦しみは………っ!!蜜柑に勉強見て貰おうかな……」
蜜柑?蜜柑って………連香の家で晩飯ごちそうになった日に会った神蔵のお袋さんが口に出してた名前だ。
確か神蔵には中1の妹がいるハズ…その子の名前か?
「3歳も下の妹に勉強見て貰おうなんて、アニキとしてのプライド無いのかよ、お前」
オレが呆れると、相ケ瀬がクルッとこちらを向いた。