マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
コトンと、飲んでたコーヒー牛乳の紙パックを床に置く知良。


「つまり、お前も彼女とか作ったらちょっとは周りの女の子も落ち着くんじゃないかって事」


笑顔で言ってのけた知良のせいで、箸で挟んでいたブロッコリーが落ちた。


な、何言ってんだコイツ………!!


「は?お前オレに彼女なんか作れって!?ムリに決まってんだろう!!」


なるべく静かに過ごしたいのに、彼女とかあり得ねぇーーーーよ!!


箸をギリギリ握りしめて、知良に叫んだ。


「だけどこのままだったら、お前ずっと女子につきまとわれるぞ。それでもいいのかよ?」
< 31 / 431 >

この作品をシェア

pagetop