マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
改善して………また連香に笑いかけて貰いたかった。


「あのな千梨……実は………」


知良がコソコソとオレに耳打ちする。


みやびと太陽はずっと女を見つめ続けてて、紅は頭を抱えてため息をついていた。


「~~~~って事。だから連香、お前からのメールも電話も無視してたんだよ」


話し終わった知良は、呆れと困惑が入り交じった表情でオレから離れた。


黙って話を聞いてたオレは、口を開けて紅を見る。


「早く追いかけろ言ったでしょう。宿題は私達が見ててあげるから、行きなさい」


マジかよ……


クソッ!あり得ねぇ!!
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